僕とバジルさんの出会い
上野学園大学に入学してからしばらくの間、音が出ない日々が続きました。
もともと最初は昭和音大に行く予定だったんですが、練習中に突如として音がでなくなってしまい、昭和にいくのは難しくなってしまい、上野学園を受験。何とか音が出る様になったものの、
AO入試でぎりぎりというぶっちゃけ上野学園に入る人がほとんどいなかったという理由でなんとか大学に入ることができたのですが、、、
そこからが大変でした。なにせ音が出ない。まったくじゃなかったけど
真ん中のソからミ♭までしか出すことが出来ませんでした。(CからAs)
しかもレからミ♭のところでアンブシュアが閉まってしまう。どうしていいか解らない
という最悪の状況でした。
しかも自分もオーケストラの授業やアンサンブルにかり出されるわけで、、、ホルンは自分ともう一人だけ、少人数とは聞いてたけどここまでとは思いませんでした。そうなるとのんびり練習できるかと思ったら大間違い。一人一人に対する負荷がもうすごい。オケ、ウインドアンサンブル、試験、レッスン、 もう自分の練習どころじゃない。(いや吹く機会はたくさんあって嬉しかったけれども。)
全然うまくなってはいけない状況でした。
そんなとき
たまたま偶然インターネットをあさっていたら、今はもう吹奏楽では有名だと思いますが
バジル・クリッツァ-さんのブログを見つけました。
当時はホルン考というブログでやっていらしたのですが
そこには奏法のこと、そしてバジルさん自身も音大で苦しんでいた時期があるという記事があったり、共感することがたくさんありました。
すぐさまバジルさんに直接コンタクトを取ってレッスンをして頂きました。
自分が教わってきたことと全然ちがうことをおっしゃっていましたが、
自分はそのレッスンをきっかけに音域が広がっていったり
音が良くなったり、とにかくなんとか練習ができない状況でも
上手くなっていくことができました。
その後も何度かバジルさんにみて頂きました。
バジルさんに教わったこと 学んだこと
アンブシュアは結果的にそうなったこと
息は真っ直ぐ出すのではなく上に向かっていくということ
毎日練習すればいいということではない 休むのが大切
イメージ,音楽を意識することが大切
アンブシュアは体の状態や口の中、イメージ色々な要素が絡み合ってできたもの
だからアンブシュア自体を変えるのではなく息やイメージを大切にする
結果的にアンブシュアが良くなっていく。
息を真っ直ぐ出すのではなく上に向かって出す
(詳しくはこちらに載っています。バジルさん勝手にすいません)
毎日練習するのではなく、吹かない日を作る
大学に入ってすぐ
風邪をこじらせたとき何日かふけない日があったんですが
その後練習したらハイDまででたんですね。
おいマジかって思いました。だって練習してないのに
上手くなってるんだもん。
バジルさんのおかげで大学をなんとか卒業でき、
ここまで続けてこれたと思います。
バジルさんありがとうございました。